数年前の大雪の朝、電車は大幅に遅延し、始発の新幹線が先に出ることに。その日は私立高校の受験日。JRの特別な図らいで、山形新幹線が無人駅も含めて各駅に停車、まさかの事態で緊張顔の受験生たちを大勢乗せて運びました。頑張れよ、大丈夫だよ、って乗客たちも知らない子たちに声をかけて励ましていました。
子どもたちのために!というフル回転な感じがすごくあたたかくて、感動しながら新幹線に乗っていました。あの光景は忘れられないな。
先月、銀行窓口から子どもの受験料を振り込んだら、係の人から「頑張ってくださいね」と励まされました。「ありがとうございます。美味しいご飯でサポートします!」と言ったら「それが一番です!」ってガッツポーズとともに返してくれました。大人が、顔も知らない子どもを密かに応援する季節がやってきています。