
皆さんのコーデが眼福で、お一人おひとりインタビューして回りたいくらいでした。
柴川くんは黒紋付!やっぱり男性の紋付袴姿っていいよねぇ。わたしは一番のお気に入り!!!室町京正さんの糊糸目京友禅訪問着に、本柄の綴れ袋帯をしてみました。髪型は、今回は安城市の美容室ミーティアさんにお願いしました。櫛使いが上手で、とても丁寧なセットをしてくださいましたよ!ヘッドドレスは仕立の店藤工房の明子先生のお手製。マダム感がすごいw

今年は学び直しの年と思っています。ひとつずつ、丁寧に。
110番の日なんですね。年末に父が暴れて困り果て、警察に相談しました。母は緊急時に声が出なくなることがあるので、母の携帯番号からの110番の登録をお願いしたのですが、DVやストーカーの場合は対応できるけれど、認知症の場合は対応できないそうで。遠慮なく110番してくれていいんですからね?と言われて、あー、頼れないんだと知りました。
警察の方には、まずケアマネと病院に相談した方がいいと言われて、わたしだけ病院へ。医師に事情を説明したところ、家族が辛い時期ですと励まされ、今より強いお薬を処方してもらうことに。しかし薬を変えたことを不審に思われてしまうので飲ませられず。寝ないし暴れるし次の通院の日までが長かったー!!
強いお薬のおかげで夜は眠るようになり、ここのところ穏やかに過ごしています。やっと落ち着いたと思ったら次は、年末に施設に移った認知症の伯母からの長電話による口撃。聞き流すようにしていますが、けっこうメンタルが削られます。そうか困ったねと適当に相槌。施設の方には本当に頭が下がります。
今もまた施設から電話。「おばさまが、私は認知症じゃないから、もう病院には行かないと言って困ってます」とのこと。認知症の人が認知症を認めないって本当だな。書類を書かないといけない、催促されていると言っているけど、書かなきゃいけない書類も催促されることも、何もないんだよ。ダミーの書類を預けるか?
このたび病気が見つかった母が「もう十分生きた。積極的治療はしたくない」とか言うので、アレら(爺と伯母)を残さないでくれと頼んでみたり。昨日は伯母の用事で酒田に行く予定にしていたんですが、悪天候のため延期にして、やっと自分の病院へ。子どもと年寄りを優先して、自分のことを後回しにしてました。どうやら体が疲れ果てているみたいです。
少しだけ介護サボろうかな。
病院から施設に移った伯母(93)、食事の味付けが上手で職員さんたちの対応も丁寧で素晴らしいらしく、かなり気に入ったみたいです。
お正月に発覚した認知症、これ以上の独居は無理と医者から告げられるものの、入院先から脱走、強制退院、道具屋との闘い……理不尽なことばかりだったけど、まずは一段落。
そして伯母が落ち着いたと思ったら次は父で、突然暴れ出したり一晩中文句を言い続けたりのレビー小体型認知症。眠らせてもらえない母は胃潰瘍になり、こちらも病院へ。
今年のわたしの漢字は「添」。とにかく付き添いしまくった一年でした。八方塞がりかと思うほど理不尽だらけだったけど、仕事仲間に支えられています。
お仕事が現実逃避であり楽しみであり、常に支えになったし、理不尽はいつかエッセイに書くネタだと思ったらどんとこい!と思うようになりました。そうだよな、八方塞がりなんかじゃない。全然塞がってない。大変なのは病を得てしまった伯母と両親だもんな。声の掛け方、話題の選び方、スムーズな受診……学ぶことが多かったです。
伯母のお茶仲間の先生に現状を話したのは5月でした。「すべてわかりました。これからは伯母様の尊厳を守る言動を心がけますね」と言ってくださり、胸が熱くなりました。今回、伯母の報告をしたら、「よく頑張りましたね。褒めてさしあげたいです」と。思いがけないお褒めの言葉に涙が止まらなくなっています。
「尊厳を守る言動を心がける」
つまり認知症と知りつつ知らんぷりをして伯母を支えてくださったの。その支えがあって茶会の当番もできていたんだな。伯母の社中は消滅したので、わたしは新たにその先生のところでお世話になることにしました。ちょっと遠いけど丁寧に学び直したいと思っています。
写真は茶室にかけたお軸。足るを知る。
さーて!今年もあと少し!明るく逞しく乗り越えてやる!!
若松菱の小紋(室町京正)でお出かけ!帯は博多(いまのいろskala)です。帯揚げは、きものと帯の色に合わせて馴染ませるように。すっきりした冬の空のような空気感になりました。帯締めはあえて黄色にして暖かみをプラス。冬の陽だまりをイメージしています。
凍星や受験生の夜は長し(きくちいま)
若松菱が凍星に見えました。全国の受験生、がんばれ〜!!
子2に「落ち着いて」と言って送り出した後、そうだ、手のひらに犬犬犬って3回書いて飲むといいよって伝えるの忘れた!と思ったんだけど、犬じゃなかったね……言わなくて良かった。
縁あって檜扇の種をいただいたんです。花が咲いたら上手に枯らして、黒いぬばたまの実をいけばなに使おうと思って楽しみにしていました。
水に濡らしたキッチンペーパーに包んで、根っこが出るまでと大事にしていて、上に「大事な種育て中」と書いて手の届かないところに置いていたのに、今朝婆さま(私の母)に捨てられたことが発覚しました。
ここにあった種、知らない?
と聞いたら
最初は、知らない見たことない
って答えてたけど、あーその答え方知ってる。昔から母がイラついたときにやるやつ。
片付けない私が悪いんだって。そうなの、こうやって今までも子どもたちの大事なプリントや宿題や玩具を捨てられて、その都合幼稚園や学校に謝り倒してきたことを思い出して、感情が抑えられなくなってしまいました。「それはないんじゃない?」と大きい声出して威嚇しちゃったよね。
情けないことに涙が止まらなくなって、抑えられない怒りを、何の罪もない箱ティッシュにぶつけ、今箱ティッシュがかわいそうになったとこ。中身は大事に移して使います。まずは私の涙と鼻水を。
こういう母にはなるまいと思ってきたんだよな。
なんか花の種のことが、感情という川の流れを堰き止められてた小枝みたいになってます。
なんだろう。このやり場のない感情は。更年期!?
お盆。次男の高校で知り合ったママ友、Aさんはキラキラのお菓子を、Mさんはふわふわのお菓子を手土産に、家に遊びに来てくれました。こういうの久しぶりすぎて、これでよかったのかわからないけど、3時間半くらいずっとおしゃべり。来客が久しぶりでハイテンションになってしまいました。
コロナでずっと親同士の交流がなくてやっと去年出来たママ友なの。とっても素敵な人たちなの。しかも今日は3人とも同じ色合いのファッションで笑っちゃった。昼に急用が出来て、本当は桃のおやつを仕上げるつもりだったのに間に合わず。残念。
小千谷縮を浴衣として着て、半幅帯に前掛け。お盆らしく地味な色合いです。
今朝洗った小千谷縮を風通しのいいところに干したら、昼前には乾いちゃったんです。夜のうちに洗って干しておいたら朝まで乾くもんなぁ。一着あったら夏中いけるってことなのよね。グレーの小千谷縮、優秀〜!!