たかだか花の種なんだけど

縁あって檜扇の種をいただいたんです。花が咲いたら上手に枯らして、黒いぬばたまの実をいけばなに使おうと思って楽しみにしていました。
水に濡らしたキッチンペーパーに包んで、根っこが出るまでと大事にしていて、上に「大事な種育て中」と書いて手の届かないところに置いていたのに、今朝婆さま(私の母)に捨てられたことが発覚しました。

ここにあった種、知らない?
と聞いたら
最初は、知らない見たことない
って答えてたけど、あーその答え方知ってる。昔から母がイラついたときにやるやつ。

片付けない私が悪いんだって。そうなの、こうやって今までも子どもたちの大事なプリントや宿題や玩具を捨てられて、その都合幼稚園や学校に謝り倒してきたことを思い出して、感情が抑えられなくなってしまいました。「それはないんじゃない?」と大きい声出して威嚇しちゃったよね。

情けないことに涙が止まらなくなって、抑えられない怒りを、何の罪もない箱ティッシュにぶつけ、今箱ティッシュがかわいそうになったとこ。中身は大事に移して使います。まずは私の涙と鼻水を。

こういう母にはなるまいと思ってきたんだよな。

なんか花の種のことが、感情という川の流れを堰き止められてた小枝みたいになってます。

なんだろう。このやり場のない感情は。更年期!?