3世代目

初釜に娘が着たきものは、わたしの母が二十歳のときに着た胡蝶蘭の訪問着です。わたしも二十歳のときに着ました。今日で3世代着たことになります。
きものの命の長さにしみじみしています。
実は、今日は母が片目を失明してちょうど一年。母に思い出のきものを着ている孫娘の姿を見せてあげたかったんです。娘は「おばあちゃんが喜ぶために」と「孫娘の役割」に協力してくれました。いつもは好きなものを好きなように着る娘ですが、フォーマルの心得は身についているようです。

本麻長襦袢彩加2022

きくちいまオリジナル製作委員会のお店でしか扱わない、本麻長襦袢彩加!2022年バージョンがいよいよお披露目です!各お店にそれぞれ初荷としてお届けしてありますので、お楽しみにご覧ください。今年はなんと!本麻の生地が平織から「縮」になります!大人気の縦横MIXバージョンのご指定はお早めに。

今回の証紙は、いつもと少し違う雰囲気で描いてみました。手間は倍以上かかるんですが、ずっとこんな風に描いてみたかったんです。

 

きものっ子たち

元旦恒例になっている娘と姪っ子のきもの遊び。今回は娘(中2)が花柄の、姪っ子(小6)が染め疋田の小紋をそれぞれセレクトしました。
娘は肩揚げも無くなり、「イクラ」と呼んでいた柄も「染め疋田」とちゃんと言えるようになり、すっかりお姉さんらしくなりました。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。虎コーデが難しいなぁと思っていたのですが、なんとかなりそうな気配です。(詳しくは、京都きもの市場さんのHP「きものと」のきくちいまのイラストエッセイをご覧ください)

今年も楽しくきもののことをお伝えして参ります!どうぞよろしくお願いいたします。のんびりとお付き合いくださいませ(^^)

なんと美の壺に母娘で!

来年17()19:30からNHK「美の壺スペシャル」「着物」にちょこっと、なんと娘もちょっぴり出ます。聞いたところによると、いろんな切り口でたくさん撮影されたようですが、その中でわたしは普段着担当です。日常のまんますぎてアレですが、もうまな板の上の鯉。ドキドキです。大丈夫だろうか……

ちなみに娘は撮影の日、お気に入りの木綿のきものと半幅帯の組み合わせを自分で着ました。補整とか教えていないので見た目アレなところあるかもですが、母としてはいつものごとく「生暖かく見守って」おります。アラもありましょうがどうか大目に見てやってくださいませ。

何がすごいって、着物でスペシャル番組を作ってくれるということですよ。90分番組ということは、NHKはコマーシャルが無いから、89分みっちり作らなきゃいけないんですって。豪華なものからお出かけ着や普段着、悉皆のことなんかも入っていて、超有名なあのお方やよく知ってるあのお方も出演予定です。

思い立っての椿

思い立って、はぎれで椿を作りました。

一輪挿しのわきに置いてみたりして遊んでいます。花びらの型紙は、なんとなくこんな感じかな、というのを自作。タオル地みたいなヘアゴムが、花の形を整えるときに役に立ちました。花弁はちりめんとお召の抱き合わせ、花粉は羽裏、がくは絞りの羽織の残り布です。

なるほどなぁ

親の面倒を子が見る介護休暇が取れるなら、子の面倒を見るための休暇だって取れるはずだということで、不登校のお子さんのそばにいる休みを同様の扱いにしてくれる会社がある。社長が社労士にかけあったんだって。うちは給料は安いけど、社員もその家族も大事にするから辞める人が少ないと言っていた。

子が親の面倒を見るのが介護
じゃあその逆だって同じじゃないか
と思ったのがきっかけなんだって。

なるほどなぁ。考えさせられました。

 

あたたか黒ペチコ

ドッグランに行ってきました。今日のきものは米織小紋に半幅帯、伊予絣の上っ張り。きものの中はパーカーワンピース+寒さ対策のロングスカート風裾よけ「あたたか裾よけペチコ」(たかはしきもの工房)です。ペチコのおかげで寒くなかった!そしてペチコの写真を撮ろうとすると座る犬……。わたしは黒ペチコですが、スヌードみたいに使うなら赤ペチコでも良かったな。もう一枚買い足すときは赤ペチコにしようっと。

 

今年のきものの日は結城紬

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きものの日、結城紬を着ました。この秋冬もたくさん着て柔らかくしなきゃ。伯母からもらった半幅帯に和小物さくらの帯締めをしています。
雪の結晶のマスクチャームをして、さぁ出かける先は……肋骨が折れていても普通にお茶のお稽古しちゃう90歳のパワフルウーマン、伯母の病院の付き添いです。

病院で氏名など記入しつつ「伯母さん90でいいんだっけ」と聞いたら「91!」と言う。「誕生日来たら91?」とやり取りしているところに事務の方がPCの画面見ながら「現在89歳ですね」と即答。伯母は渋い顔。若いのがいいという女心から、いつの間にか少しでも上に言いたいお年頃に変化したらしい。女心は複雑ね。

たくましき伯母の
健やかなる庭に咲く椿です。
少しいただいてきました。
伯母さん、そのまま長生きしてください。いやもうホントにすごい。

ヌードのカレンダー!?

‪ 札幌のお寿司屋さんにて「来年のカレンダーいるかい?ヌードのカレンダーだよ。魚のだけどな!」
その言い方がなんだか朗らかで、何よりとっても美味しいお店だったので、カレンダーをいただいてきました。

なんかそう言われると確かに、どこかグラビアっぽいんですよね。魚たちの裸体が輝いて美しい。

高校生長男にヌードのカレンダーいる?って冗談で声かけたら「興味ない」と一蹴されてしまいました。‬もっと面白い反応(なんだよ魚じゃないか!みたいなの)を期待してたのに!

しかしヌードや水着のポスターもカレンダーもつくづく昭和の遺物だなぁ。