黙祷

10年前、ある新聞社から「被災地にがんばれというメッセージを」と頼まれて、もう十分がんばっている人たちにこれ以上がんばれと言えない、と書いたことがありました。あれから10年経ちましたが、また新たに心から悼み、心から励まし、できることを探る日々を積み重ねていきます。黙祷。

おすすめクラシック

こないだ運転中に次男から「お母さんは交響曲の中でどれが好き?」と突然聞かれたときに「サンサーンスの交響曲3番オルガン付き!シャルルデュトワが指揮のやつ」と即答したのですが、
試しに聞いてみた小林研一郎さん指揮バージョン!!!音のひとつひとつが丁寧で輝きがあります。シャルルデュトワが混ぜご飯なら、コバケンは炊き立ての白米。なんのこっちゃという感じですが、わたしは今日からコバケン派です。

サンサーンスの第3番オルガン付きは、クラシックの美味しいとこどり、って感じです。迫力があってカッコいいのは、パイプオルガンから始まるところ。この数字でいくと4のところだけでも試しに聞いてみてほしい。

桃の花が散ったような

篠田桃紅さんが107歳でお亡くなりになったんですね。墨色のきものをゆったりと着て、低い位置に兵児帯を締めたお姿が心に残っています。
以前買い求めたポストカード「初心」を飾りました。
3月生まれの娘に「桃紅(とうこ)」と名付けようかと思ったほど、好きな方でした。
桃の花が散ったような。

タンカン入りレアチーズケーキ

娘のためにひな祭りっぽいことを何かしようと思いつつ、外は横に雪が降っていたので……忍法あるものでなんとかするの巻。いただきもののタンカンを使ってレアチーズケーキを作ってみました。粗く刻んだタンカンを中にたっぷり入れてあります。
クリームチーズおかかのおにぎりを作る予定はまた今度。

……視線を感じるなと思ったら、クーさんが狙っていました。

わたしだけの春色

わたしだけの春色、探してみませんか? 春といえばこの色!というものもあれば、この頃なんだか気になる、という色も。好きな色を思い浮かべたり、コーデに活かしたりして、春を楽しみませんか?
というような内容を、京都きもの市場さんのコラム「きものと」に書きました。ぜひご一読ください。

3/4(木)14時からclubhouseも予定しています。

追記します

先日の母の目の病気について追記します。

母が「網膜中心動脈(静脈)閉塞症」という病気になって初めて知ったこと。早期発見は非常に難しく、症状が出たら手遅れのことが多い。応急処置として心臓マッサージみたいに目に圧をかける方法がある(が、素人が自分でやるにはなんか怖い)。高圧酸素はかなり大掛かりな設備で、全ての病院に備わっているわけではない。

眼科医にとって歯痒く悔しい病だろうな。本人は痛くもなんともないのに失明を宣告しなきゃいけない。母は高齢なので驚きと共にある程度の諦めはありましたが、取り乱す患者さんや家族は多いだろうな。
見えない、もしくは見えにくい患者さんを相手にするからか穏やかな声の医師が多いように思います。

卒業式・入学式の母きものについて

イラストエッセイで「卒業式・入学式の母きもの」について書きました。京都きもの市場さんのHP「きものと」をご覧ください。その内容を踏まえて、明日2/19(金)14時から15時までClubhouseでお話しします。お時間ある方ぜひご参加ください。(clubhouseを聞けない方のために、後で簡単にまとめようと思っています)
「きものと」編集長の長瀬さんとふたりで、楽しい1時間になるよう努めます。

これは知識のおすそ分けです

わたしには珍しく長文です。でも大事なことを書きましたのでぜひ読んでください。

急に片目の視野が欠けてきたら、脳梗塞の前兆か、網膜閉塞症かもしれません。一刻を争います。痛みがなくとも救急車です。発症して数時間で失明します。数時間はあっという間で、先に脳の検査をしているうちに手遅れになります。脳外科と眼科のある病院へGO!高圧酸素の治療に間に合えばいいんですが。

血栓が脳で詰まれば脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞、目の奥で詰まれば網膜中心動脈(静脈)閉塞症、ということです。実は母が先月この病気になりまして、これは知識の差だと思いました。知っていたら間に合ったかもしれないのに。あれからずっと悔やんでいます。同じ思いをする人が減ればと思います。

本当はもっと早くに注意喚起をしたいと思ったのでしたが、急に片目を失明してしまった母本人がようやく人に病気のことを話せるようになり「大事な人に同じ思いをさせたくない」と言うようになりましたので、こちらで皆様にも知識のお裾分けをすることにしました。

母の場合ですが、テレビが見にくいと思ったのが昼前。片目の視野の下半分が黒く見えると気づいたのが昼。わたしに「片目がおかしい」と相談したのが14:30。痛くないしなんだろうと迷いつつ近くの病院に相談し、脳の症状だと悪いので眼科と脳外科がある病院へと言われたのが15:30。保険証やお薬手帳を準備して病院に出発したのが16時。雪道で時間がかかり、いつもなら40分で着くところを1時間半かかって17:30救急外来に到着。最初の診察は18時。このときすでに視界はゼロで全部真っ黒(見た目は普通です)。そこから問診、脳のCTやMRIで、眼科医の診察は20:50でした。時すでに遅し。20:50の時点で失明を宣告され、もう元には戻らないこと、通院して、痛みが出ないように網膜を焼き切るレーザー治療をしていくことを説明されました。

帰り道「今から嫁に行くわけでもないし、片目が見えないくらいどうってことない」と気丈に言う助手席の母の隣で、わたしは悔し涙を流していました。この病気のことを知ってたら。あのとき救急車を呼んでいたら。あの日が大雪じゃなかったら。せめて土曜じゃなく平日だったら。母を守れなかった、なんのための同居かと悔しくてなりません。

これは本当に知識の差です。視野が黒く欠けてきたとしても、数時間後に高圧酸素の治療を受けられればセーフ!誰かの話としてでいいんです。
片目の視野が黒く欠けたら即大きい病院へ!と知ってほしい。

あなたやあなたの家族や同僚や友人達が、悲しい思いをしませんように。

長々とごめんなさい。皆様の健康を祈ります。

大安吉日、傘福を出しました。

我が家のお雛様「傘福」を出しました!40本の傘の骨に、バランスを取りながら12本の吊るし雛を下げます。7本から始まって、5年間は毎年1本ずつ作り足していきました。細工は一通り揃ったし、これ以上増やすとバランスが難しいと思ったのですが、ちくちく縫う楽しみを思い出してむずむずしています。

あれ?クーどこ行った?

爺「俺の布団サ入ってだ。寒いがどって電気へっでけっだ(訳:寒いかと思って電気毛布のスイッチを入れてあげた)」

今日も甘々に甘やかされております。孫の次は犬を甘やかすようです。

揺れました〜

ゆうべは揺れました。怖かった!!!
家が壊れる!?久々に命の危険を感じました。まだドキドキしています。
我が家は廊下に立てかけてある防犯用のなぎなたが倒れて、突っ張り棒が落ちて、犬用綿棒が全部床に落ちただけです。
3・11からまもなく10年。備えを見直さなきゃと思っていた矢先でした。何が必要なのか、クーさんのエサとかも含めて、みんなで考えようと思います。

今朝は霧氷が輝いて、青空に映えていました。これはムラサキシキブの枝です。花が咲いたようです。