明日は娘ときもので出かけます。
草履を箱から出して、コーデの確認、持ち物の確認、何度も何度も。おめでとうございます、の気持ちをこめて「御祝」という字の下に、名前を母娘並べて書く緊張感も、明日の今頃にはすっかり解けているのだろうけれど。
草履はどちらも和小物さくらさんのものです。
明日は娘ときもので出かけます。
草履を箱から出して、コーデの確認、持ち物の確認、何度も何度も。おめでとうございます、の気持ちをこめて「御祝」という字の下に、名前を母娘並べて書く緊張感も、明日の今頃にはすっかり解けているのだろうけれど。
草履はどちらも和小物さくらさんのものです。
昨日は日帰りでのお仕事でした。東京は34度の予報なので麻じゅばんに単衣の大島紬にして、袖から赤をちらり。草履の前つぼも赤ですが、この草履はルブタン風で、底も赤なのです。今日から10月ですが、暑がりのわたしはしばらく単衣です。どうしても着たいきものが袷だったら麻じゅばんで体温調節をします。
秋刀魚をたくさんいただいたので、3枚におろして小麦粉とハーブソルトをまぶして、スライスしたにんにくとバターで焼いてムニエルにしました。外はカリッと中はふわっと、美味しくできたけど、どうも作りすぎたっぽいです……。
栗をたくさんいただいたので、和菓子の栗きんとんを作りました。栗を茹で一晩茹で汁に浸けておき、ザルにあけて乾かしてから、スプーンで中身をくり抜き、砂糖と混ぜ、ある程度なめらかになったら手ぬぐいで丸めて絞ります。砂糖は、お店で売ってるものに似せようとするとけっこうな量です。我が家は甘さ控えめにしました。
娘が絞ったワイルドな栗きんとん、秋らしいわぁ、アートだわぁw
お犬様は、かろうじて息をすることだけをお許しになったようです……(暗がりの中でありえない寝相を目撃し、電気をつけて写真を撮りました。クーは起きたけど娘は起きませんでした)
元祖うっかり者の母に「お前まぁまぁだね」と言われてしまいました。さすがにやっちまった感が拭えません。こんなことは初めてです。秋らしい切手にしよう〜ウフフ〜までは覚えている……なぜこうなった!?(ちなみに中身は請求書)
そういえばもう何年も前のこと。請求書を送るとき、社長の下の名前が思い出せず「花岡なんだっけ」って名刺確認している間にじい様が投函しちゃったこともありました。まさかの呼び捨て請求書!慌てて電話して、こんな請求書が届いてしまいます、と平謝りに謝ったら「記念に取っておく」と大笑いされました。
戒めのために、白いお札は切手ファイルに貼りました。
お茶のお稽古でした。
お菓子は、濃茶にあけびと名月、薄茶に米沢銘菓の「時雨乃松(しぐれのまつ)」。
葡萄の細水指を使って、中置(なかおき)でお点前をしました。中置とは畳の目で13目から15目程度敷板をいくらか火をお客様に近づけるお点前で、本当は10月限定なのですが、今朝寒かったのでちょうどいいかな。
花は木槿(むくげ)と時鳥(ほととぎす)。底紅のほうの木槿は宗旦槿(そうたんむくげ)と言うそうです。花入は町作(まちさく。無名の人が作ったものという意味)の山路籠(やまじかご)。
季語を考えながら勝手に名付けて楽しんでいる茶杓の銘は「菊日和」「菊枕」「落し水」「竜田姫」など。
茶道ってなんでここに置くんだろうとか、なんでこの順番通りにしなきゃいけないんだろうとか、いちいち疑問に思うことだらけで全然面白くなかったんですが、だんだんその流れには意味があって、置く場所も銀河系みたいに見えたり、相手を思ってこその動きにもてなす極意を知ったりで面白くなってきました。
来月公開の映画「日日是好日」は絶対に見たいと思っています。樹木希林さんが先生役で出ているの。
本日のお散歩。芒が金色に輝いていました。クーさん、さわさわ、フンフン。稲穂も実ってきて、景色はすっかり秋です。
9月3日、きくちいま☆オリジナル製作委員会の、年に1度の会議があり、来年の麻じゅばん「彩夏」の色が決定しました!
彩夏の取り扱いはこちらです。
2019年の夏も、楽しくなりますように(^^)
ちなみに今回は台風21号が京都に直撃!!生まれて初めてあんなにすごい台風を体験しました。
帰り道の京都市内は、折れた大木、倒れた街路樹、割れたガラス、落ちた屋根瓦、崩れた壁、飛んだ屋根、車に刺さったトタン、曲がった信号……と目に飛び込む景色があまりにも散々でした。風で窓開いて障子が全部剥がれるとか、普段なら考えられないです。
あれから1週間経ったけれど、まだ停電しているところもあるようです。北海道では地震もあったし、本当に無事に暮らすということのありがたさが沁みます。
人生には大なり小なり嬉しいびっくりが何度かやって来るものだけれど、娘の暫定No. 1は「おばあちゃんのお店のお手伝いをしていたら、出川さんとさんまさんが来た」。こんな嬉しいびっくりは誰もが体験できることじゃないよ。良かったね。出川さん、さんまさん、スタッフの皆さんに感謝申し上げます。
わたしの人生で一番嬉しいびっくりは何だろうなぁ。28歳のとき、土木施工管理技士の講習の休憩中に、初出版決定の電話が来たことかな。不妊治療を何年も繰り返して、やっと長男を妊娠したときも。3番目の子が女の子だとわかったときも。毎日新聞に連載が決まったときも。アレコレが復刊したときも。
打ち震えるほどの喜びって、だいぶ大人になってからだ。子ども時代が不遇だったからなのか、単に記憶が新しいから上書き保存されているのかわからないけれど、きっとこれからもまだまだ嬉しいびっくりがあるに違いない!わたしの周りの皆さんにもたくさんの嬉しいびっくりがあってほしいと願います(^^)