5/12(金)11〜16時、ひきだし屋
5/13(土)14(日)宮崎のいちはら様
5/18(木)〜20(土)高松の和工房あき様
5/26(金)27(土)新潟の和gen様
5/28(日)11〜18時、ひきだし屋
それ以外は基本的に寝っ転がってます。
新しい黒のカタチ

きくちいま×カレンブロッソからの新しい「黒」の提案です。オールブラックの「エスポワール」と部分的にグレーを使った「ノーヴァ」。メンズも用意しました。東京キモノショーのカレンブロッソブースにて現物をご覧いただけます。本革ではなくPVC素材を使用しました。
足が痛くなる草履なんて履きたくないし、嫁入りのときに持たされた喪服セットのウレタン草履の底が劣化(加水分解という現象)して、いざ履こうと思ったら底が剥がれたとか割れたとか、そういうのも残念でしょうがない。カッコよくて、普段のオシャレにも履けて、そういうときも履ける草履があってもいいじゃないかと思うんです。それが「エスポワール」。
喪のときは黒い草履にしなければならないという常識に切り込んだ、これはある意味「黒の革命」です。わたしはいつもきもので葬儀に参列しますが、葬儀というのは感謝してお見送りする日だと思っています。悲しい気持ちの中にも、感謝を込めたい。出会いを未来に繋げたい。それが「ノーヴァ」のグレーの部分なのです。
お問い合わせは菱屋カレンブロッソへ。
北九州のきものマルシェ

北九州のきものマルシェ、楽しかったぁ!
北九州からようやく深夜に帰宅しました。
呉服のたなかさん、来年も呼んでくださるとのこと、ありがとうございます(^^)
コーデは、千鳥格子のお召(単衣)にアンティークレースの名古屋帯(どちらもskala)。藤井絞の雪花の紗羽織は桜が散ってから9月いっぱいまで着ます。片方が無地の唐組の帯締めと小花柄の帯揚げは和小物さくら。麻襦袢は赤でした。
いやぁまさか最終新幹線に乗り継げないとはなぁ。母が途中の駅まで迎えに来てくれることになり、久しぶりに母娘でしかできない話で盛り上がりました。
たまたまトイレに起きた次男に、ジンベエザメのペンケースを渡したところ大喜びでした(^^)
来年が今から楽しみです。
東京キモノショー


GW中に東京で開催されている東京キモノショーに、きくちいまブランド「skala(スカラ)」と、きくちいまの母娘コーデが飾られています。
「マリアベール」と名付けたこのお召は、袋帯を合わせてフォーマルシーンでも着られますが、今回は名古屋帯「縞の小箱」と組み合わせてカジュアルダウン。半衿をレースにして、帯揚げは爽やかな新緑を、帯締めは鮮やかなツツジの花をイメージしてコーデすることで、初夏らしさを表現してみました。
母娘コーデのほうは「小紋一反からの、母娘ペアコーデ」。小紋の反物で娘の四つ身を、その残り布でわたしの名古屋帯を作り、母娘ペアコーデが生まれました。娘は入学式には袴を合わせてランドセルを背負い、ふだんは兵児帯や半幅帯をしていますが、お茶会のときは六寸帯を大きめの文庫にして帯締めをしています。わたしのきものは室町京正の「東雲格子」。プリズムをイメージしたという染めの格子柄を繋げ、絵羽のようにしてもらいました。コーデしやすく、上品な光沢としなやかな着心地が気に入っています。
行かれる方はぜひご覧になって見てください(^^)
ひきだし屋のお知らせ
ひきだし屋はたんす屋本部からコーディネートを依頼されて、たんす屋初めての「コーデして提案する店」として誕生しました。数年間のお付き合いでしたが、あちこちのたんす屋でもコーデ提案ができるようになり、何よりスタッフさんたちがきものを楽しむようになってきました。広告も大きく変化させることができました。わたしの役目はここまで。肩の荷がひとつ下りました(^^)
というわけで「ひきだし屋」は5月30日を持っておしまいになります。引き続き6月1日からは「たんす屋中目黒店」になるそうですので、これからもきものの入り口としてご活用ください。
きくちいまがお店にいるのは5/12(金)11:00〜16:00、5/28(日)11:00〜18:00までです。
安さだけじゃなくワクワクするようなコーデを、と訴え続け、たんす屋の広告を大きく変化できたのは嬉しかったな。イベント会場で顔も名前も知らないスタッフさんたちから「いまさんのおかげで堂々と配れます!お客様に配りたい案内がお渡しできるのが嬉しいです!」と握手を求められたのもいい思い出。
きものの入り口になるべく、これからもたんす屋の皆さんにはがんばっていただきたいです。
「特別展茶の湯」に行ってきました
早起きして上野の東京国立博物館へ向かい、「特別展茶の湯」に行ってきました。8:30から並ぶつもりだったんですが、迷子の女の子をお巡りさんに託して、結局9時に到着したらもう行列!とはいえしっかり前半にしか展示されないものを含め、駆け足で見て来ました。国宝はやっぱり迫力があるなぁ。
お仕事で上京する合間に、可能な限りこういうところへ行きたいと思っています。とはいえ合間っていつも大抵せいぜい30分。
ルーシー・リーのときも、上村松園のときも、鈴木其一のときもそうでした。こういうときは、駆け足で流すように20分かけてひと通り見ながらじっくり見たいものを決めて、それから10分かけてじっくり見たいものを拝見するのです。
でも今日は本当に時間が足りない、と途中で切り替えて、今日しか見られないものに時間をかけました。
わたしにとっては、とても大事な30分なのです。
これから「特別展茶の湯」を見に行かれる方へ。わたしは知らずに一般1600円のチケットを自動券売機で購入しましたが、きものを着ていくと割引券1500円なんですって。ただし自動券売機ではなく窓口での購入です。武蔵屋勝田台店の店長さんが教えてくださいました。情報ありがとうございます。
2017年4月の予定
<4月のきくちいまの主な予定>
4/8(土)、9(日)青山ゑり華様
4/15(土)11時〜15:30ひきだし屋
4/16(日)、17(月)北上の和の衣さとう様(13:30からトークあり)
4/28(金)11時〜16:30ひきだし屋
4/29(土)、30(日)北九州の呉服のたなか様
お近くの方、ぜひお目にかかりましょう(^^)
3/25有楽町交通会館
明日はたんす屋のイベント!有楽町の交通会館でトークします。13時からと15時から。何を着て行こうかなぁ。東京は桜が咲き始めているらしいから単衣にしたいところですが、実は山形は雪が降っているんです……
わたしは夏より冬が得意な「寒冷地仕様」です。皆さん暑がり寒がりあると思います。出身地の影響や、服用している薬の関係もあるかもしれません。大事なのは「いかに快適に着るか」なので、わたしの基準が「桜が咲いたら単衣」なだけです。数年前は「桜が散ったら単衣」でしたから、年齢でも体調でも変わると思います。
明日のイベント、お時間ある方ぜひ(^^)
一番身近にいた応援団
二泊三日の出張から帰った夜、娘があまりにもひどい態度だったので叱りました。正座して対峙する本気ミーティング。その後仲直りして久しぶりに並んで寝るときに「お母さん菜那のこと心配だし、お仕事減らして菜那のそばにいようかなぁ」と言ったんです。そしたら寝落ちしそうな娘から「お母さんいないときはさみしいけどね、でもお母さんが楽しくお仕事していたらそれは大切だと思うの。中川さんとかすみれちゃんとか藤井さんとか粟野さんとかゑり華のおじちゃんとか、わかんないけどチームっていうの?そういうお仕事はぎゃくにずうっとがんばったほうがいいと思うの」といきなり言われて、不覚にも泣いてしまいました。もう電気消して暗かったし泣いてるのはバレなかったと思うけど。
2月の初めに、反抗期の息子があまりにもひどかったときも「お母さんきくちいま辞めてあんたのそばにいようと思う」と対峙したときは「それはダメだよファンはどうするの。それに俺はお母さんがきくちいまだっていうこと誇りに思ってる」と言われたときも嬉しかったな。というよりも反抗期長男がそんな風に思っていたんだと驚きました。
この夜の娘は寝落ち寸前で、直接会ってたくさんお話したことのある人を例にあげましたが、いつも話す仕事仲間はたくさんいます。くまモンみたいな剣道の達人のおじさんとか、カレンブロッソのおじさんとか、気持ちいい伊達締めの西村さんとか、お茶を点てる姿を褒めてくれたなすのおじさんとか、それはわたしが今大切に思っている仕事仲間すべてに言えることだと思いました。
お母さんがいない日はさみしい。それはお母さんも同じ。でもそれを超えて、子どもたちの成長を応援しているつもりが、いつの間にかわたしが応援されていました。
なんだか目の前が明るく開けてきた感じがします。
帰ってきてよかった。また明日からがんばれる、という気持ちになりました。
全国の、お仕事しているお母さんたちへ。子どもたちは意外と見ています。けっこう大丈夫みたいですよ。
MONGOL800
中1息子の部屋から「小さな恋のうた」が聞こえてきました。
ちょっとモンパチじゃないの!
「え、お母さん知ってるの?」
知ってるも何もアルバム持ってるしダウンロードもしてるし昔宮古島のライブ行ったときは感激して涙が出たよ。
というわけでMONGOL800の「MESSAGE」を貸し出しました。親子二代で聞けて嬉しいな。