長男が16歳になりました

年に三度、家族の前で堂々といちごを1パック独り占めして食べてもいい日(子どもの誕生日)です。今日痛い思いをしたのはお母さんだ、と言い続けています。(一応2パック買ったので、半分は家族で分ける予定)

朝起きたら、廊下を挟んで向かい側の部屋で寝ている長男から「お母さん産んでくれてありがとう!」とメッセージが来ていました。時刻は深夜1:09。「おはよう16歳おめでとう」と言うつもりだったのに先を越されました。
反抗期は長男から下の子たちに憑依していてまだまだ先は長いけど、今日は中休み。

いろいろ、もうほんとうにいろいろありすぎるここ数年だったけれど、おめでとうを言われる前にありがとうが言える子になった。それでじゅうぶんだったんだな。

手になじむ感じが心地いい、水野幸一さん作のご飯茶碗を贈りました。長男は「かっこいい。持ちやすい!」と喜んでくれ、器が好きなばあ様は早速ネットで調べて、水野さんの作品をチェックしています。

もう16歳だって。早いなぁ。

大阪に行ってきました

実は昨日、こっそり阪急うめだのきもの売り場に立っていたんですが、大阪の人たちのおしゃれぶりに感動しました。
素敵なきもの姿のお客様が次々とたくさん来るんですよ!華やかな小紋に無地の長羽織を着て黒いベレー帽かぶった方や、紬に名古屋帯の方、半幅帯の方もいたな。みんなおしゃれで、使う色の明度彩度が高く、そのままイラストにしたい人ばかり。

久しぶりの大阪とはいえイベントというのでもなく、実は阪急うめだ本店の福袋「きくちいまと過ごすきもの時間」(なんと30万円!)の当選者様(抽選で1名様)のためだけに大阪へ行ったのでした。きものの相談に乗り、一式お見立てし、仕立て上がったら一緒に食事してその様子をイラストにしてプレゼントするまでが福袋。引き続き最高の時間になるように努めま〜す(^^)

わたしがすごいと思うのは、きものを売る側が「きものを楽しむ時間」を本気で考えているということ。お目にかかるのがお一人でも数人でも大勢でも、目の前の方に対して全力でお応えしたいと常に思っていますが、本当にたった一人のためだけに山形大阪往復です。たこ焼きも食べずお好み焼きも食べずw

梅田を歩いているだけでも、何人ものきもの姿を見かけました。おしゃれな人たちを見るのは嬉しいなぁ。こうして洋服の群れに堂々ときものが混じってる。このミックス感が最高。きものを楽しむ人が増えてほしいという気持ちは、本当はきものを通して人生を楽しんでほしいだったんだなと気づきました。

写真は昨日着ていたコーデ。この長襦袢を着ると西高東低になって大雪が降るんだけど、今年はどうもおかしいなぁ。ダークなきものに赤をちょいちょい効かせています。
きものと帯は「いまのいろskala」、帯締めと帯揚げは和小物さくら、うさぎがスキーをしている刺繍の半衿はぺたこさんの作品です。

初釜の母娘コーデ

例年よりも遅くなってしまいましたが、今日が初釜でした。わたしは東雲格子に丹羽屋の帯、藤岡組紐店の帯締めで初炭、娘はアンティークの振袖と帯でお薄のお点前を。娘によると、振袖でお点前するほうが、袖が邪魔にならなくていいそうです。振袖でお点前、いいな。若いうちにやっておけばよかった!

1月22日のコーデ

本日のコーデは気軽な感じです。しかもAll cotton!新入生オリエンテーションのため、中学校へ行ってきました。わたしを見て、「あ!保護者の中にきもの好きな人がいる!きっと入学式もきものだよね。じゃあわたしも着ようかな」と思ってくれる人がひとりでもいたらいいな(^^)

きものは米織小紋です。

東雲格子

前日の、ご招待いただいた稽古始めに着て行ったコーデです。口紅は、お茶碗に濃い色がべったりついてしまうのを避けて、淡めの色を薄く控え目に。うちの初釜は今週末なので、さすがに羽子板の帯は遅いかな。帯と小物を変えようと思っています。ちなみに今回の口紅は、アディクションで貰ったサンプル。

「東雲格子」は、一見無地なので帯が目立ち、きものそのものを褒められることは稀です。近くに寄るとわかるのですが、色無地のようでいて、近くで見たら実はさりげない付下げ。背中に刺繍で一つ紋が入っています。しかも3色のグラデーション。卒業式にも謝恩会にも入学式にも、初釜にも茶会にも、もちろんお出かけにも、これさえあればという自慢の一枚です。

黒カフェのホットケーキ!

京都の「黒カフェ」(柳馬場通四条上る東側)のホットケーキが外側カリッ中ふわふわで最高でした!花型に抜いたところにたくさんのバター。味の変化を楽しむための甘くないホイップクリームとメープルシロップ、りんごジャムを添えてくれるのがまたいい!これで税込600円は安い!また食べに行きたい〜!

ゆうべ何気なく携帯に入った過去の写真見ていたら、あのカリッふわっ、を猛烈に思い出してしまいました。あれは自分で焼いてもああはならないんだよなぁ。

1月17日のコーデ

先日の超フォーマル新年会でのコーデです。帯締めと口紅をリンクさせました。まわりを見渡せば、江戸友禅、京友禅、総絞り、さまざまな訪問着や付下げばかり。眼福のひとときでした。

1月19日のコーデ

本日のコーデ。帯揚げの色と袖口から見える袖口布と口紅とをリンクさせました。

無地の結城紬(龍田屋)、絞り名古屋帯(染織工芸むつろ)、染め分けの帯揚げ、大和木の葉組の帯締め(和小物さくら)、口紅はNARS

富貴という言葉

上京の折は美術館に寄りたくて、今回は銀座松屋のギャラリーと根津美術館、蔦屋書店での日本画のイベントを堪能してきました。根津美術館は「対比」という面白い切り口での展示。力強く猛々しい龍虎を「竜胆と虎耳草(ユキノシタの別名)にした作品に驚きました。あんなに優美な龍虎があるなんて。

‪招待いただいた稽古始めでは、「富貴とは、お金をたくさん持っているかどうかではなく、心の豊かさを言う」という、味岡さんの言葉が胸にしみました。茶道はどこか難しく堅苦しいものと思われがちですが、暮らしや生き方を心豊かにするためのヒントがたくさん詰まっているように思います。‬

今年もたくさんの気づきを得られるように、精進したいです。

三姉妹の新年

娘と姪っ子とクーさんの三姉妹が、新年のご挨拶を申し上げまーす(^^)

友人が娘に「いつか着てね」とお手紙つきで送ってくれたアンティークの振袖は、娘の寸法にぴったりでした。来年まで取っておかなくてよかった!

姪っ子は愛らしい色合いのお召です。「前に見て、これが着たいと思っていた」と話してくれました。

帯結びの本を開いた娘から「お母さん、今度の初釜のときはふくら雀っていうのにして」と言われました。練習しなきゃ!