投函してから青くなる

先生の異動が新聞で発表になり、懐かしい名前を見つけました。担任してもらったわけでもない、ただ中2のときだけ数学を教えていただいた沢山の中の1人でしかないんですが、ご退職とのことで、この機会を失ったらもうチャンスはないと思い、どうしてもお礼が言いたくて手紙を投函しました。ご自宅の住所などわかりませんので、今お勤めの中学校に。投函してから、同姓同名だったらどうしようと青くなっています。

わたしはマンモス校のぎゅうぎゅう詰めの教室の中にいた、数学が嫌いな中2の女子の中のひとりでしかありません。担任でもなく顧問でもないし、先生はわたしのことを思い出せないと思います。でもわたしはずっと、お菓子作りなどの料理や縫い物をするとき、比の計算をするたびに感謝していました。先生のあだ名はマイケル。マイケルの数学は面白かった!ありがとう先生!

柑橘香る摺り琥珀(風)

文旦の皮を煮たものを真ん中にのせて、初めて桜の形の「摺り琥珀」を作りました。琥珀糖よりもむっちりした歯触りです。練りが足りなかった感じで、琥珀糖と摺り琥珀の間、という感じになりましたが、今日のお茶のお稽古にちょうどいい、柑橘の香り漂う春のお菓子になりました。

不思議なことに、毎年この時期に「美しいお菓子」を作りたくなるようです。長かった冬を越えて、なにか焦りのような、追い立てられるような気持ちを、お菓子作りで消化(昇華というほどのものでもないな)している感じ。

昨日は落ち着いて考えたい事柄があって、黙々と作業をしていました。文旦の皮を何度も煮こぼしてから水に半日さらし、グラニュー糖でくつくつと煮てからオーブンで焼いて、細かく切ったもの(花芯部分)を用意してからの琥珀作り。寒天とグラニュー糖を煮てから練って、冷やし固めて型抜いて並べて乾燥。

結局答えは簡単に出ないんですけどね。でもだいぶモヤモヤは晴れました。履歴書の趣味の欄に「お菓子(琥珀糖)作り」と書けるかも。ちなみに特技は「家の中に入ってきた蝙蝠を虫取り網で捕獲すること」です。調子がいいと1振りで捕らえます。捕獲した後は、そっと外に逃します。

ボランティアって

ボランティアって難しい。よかれと思って、とか、裏目に出る、というのがあると知ったのは、東松島に住んでいるおばさんとおばあさんから話を聞いたときだった。

わたし自身は幸田文の「きもの」を読んでいたから、被災した人に古いものをあげるのはNGと知っていたけれど、実際には古着や古い毛布がたくさん送られてきて、結局はゴミとして山積みになったり、支援物資と思ってあけたら段ボールには千羽鶴だけが入っていたりしたんだそうだ。臭う古い毛布を送って、「こっちは片付いたし、あっちは助かったしWINWINだ」なんてのは、本当にひとりよがり。

ボランティア部隊が、ある郷土料理をふるまって、それを出された高齢のおばあさんは悲しくなって泣き崩れてしまった。食べ慣れていないものを出されて、食べろ食べろと言われるのが辛かったらしい。大阪で納豆とか、海外で刺身とか、例えが乏しくて申し訳ないけど、よかれと思って、が裏目に出ることもあるんだよな。

本当のボランティアって何だろう。考えさせられます。あのとき、えーい!と思い切って出した募金が、きっとどこかで役に立っていると信じながらも、また模索の日々です。

おすすめクラシック

こないだ運転中に次男から「お母さんは交響曲の中でどれが好き?」と突然聞かれたときに「サンサーンスの交響曲3番オルガン付き!シャルルデュトワが指揮のやつ」と即答したのですが、
試しに聞いてみた小林研一郎さん指揮バージョン!!!音のひとつひとつが丁寧で輝きがあります。シャルルデュトワが混ぜご飯なら、コバケンは炊き立ての白米。なんのこっちゃという感じですが、わたしは今日からコバケン派です。

サンサーンスの第3番オルガン付きは、クラシックの美味しいとこどり、って感じです。迫力があってカッコいいのは、パイプオルガンから始まるところ。この数字でいくと4のところだけでも試しに聞いてみてほしい。

タンカン入りレアチーズケーキ

娘のためにひな祭りっぽいことを何かしようと思いつつ、外は横に雪が降っていたので……忍法あるものでなんとかするの巻。いただきもののタンカンを使ってレアチーズケーキを作ってみました。粗く刻んだタンカンを中にたっぷり入れてあります。
クリームチーズおかかのおにぎりを作る予定はまた今度。

……視線を感じるなと思ったら、クーさんが狙っていました。

わたしだけの春色

わたしだけの春色、探してみませんか? 春といえばこの色!というものもあれば、この頃なんだか気になる、という色も。好きな色を思い浮かべたり、コーデに活かしたりして、春を楽しみませんか?
というような内容を、京都きもの市場さんのコラム「きものと」に書きました。ぜひご一読ください。

3/4(木)14時からclubhouseも予定しています。

大安吉日、傘福を出しました。

我が家のお雛様「傘福」を出しました!40本の傘の骨に、バランスを取りながら12本の吊るし雛を下げます。7本から始まって、5年間は毎年1本ずつ作り足していきました。細工は一通り揃ったし、これ以上増やすとバランスが難しいと思ったのですが、ちくちく縫う楽しみを思い出してむずむずしています。

あれ?クーどこ行った?

爺「俺の布団サ入ってだ。寒いがどって電気へっでけっだ(訳:寒いかと思って電気毛布のスイッチを入れてあげた)」

今日も甘々に甘やかされております。孫の次は犬を甘やかすようです。

揺れました〜

ゆうべは揺れました。怖かった!!!
家が壊れる!?久々に命の危険を感じました。まだドキドキしています。
我が家は廊下に立てかけてある防犯用のなぎなたが倒れて、突っ張り棒が落ちて、犬用綿棒が全部床に落ちただけです。
3・11からまもなく10年。備えを見直さなきゃと思っていた矢先でした。何が必要なのか、クーさんのエサとかも含めて、みんなで考えようと思います。

今朝は霧氷が輝いて、青空に映えていました。これはムラサキシキブの枝です。花が咲いたようです。

銅のやかんとギックリ背中

 

銅のやかんを使い始めて、ここ数日すぐにお湯が沸く!と熱伝導率の高さに驚いていました。

ゆうべから何か怪しい気配はあったのですが、今朝雪かきをしていたら背中がギックリと。横になったら起き上がれない〜。寝返りもうてない〜。クーさんを抱っこすることも、銅のやかんを持つこともできませぬ。