躾糸を外した日

フォーマルきものをお洒落着に。

付下げの躾糸を外した日、友人と美味しいものを食べに行き、ふたりでワインを1本空けた。「いつでも人は分岐点にいる。気づいたところが分岐点で、どっちに行くかは自分次第」と話す彼女の鈴のような声が心地よかった。勉強でもダイエットでも諦める人と頑張る人で差はできていくんだって。

それもあり。

でも、がんばることをお休みするのもありだと思う。いつかまたがんばりたくなる日がくるかもしれないし。

着物の日でしたね

朝から今日は着物の日!と思いつつ、特別なことは何もできずにもう夜です。大好きなぺたこさんのキノコの刺繍半衿に303シリーズを着て、半幅帯をしめ、秋以降立春の前の日までを目安に着ている割烹着を。この姿で母のそばやを手伝い、ドッグランに行って、子どもたちの送迎をして。もう眠いです。
ちなみに303シリーズとは、1年365日から7月と8月の62日を引いた数字、つまり真夏以外に着られる着物。おうちで洗える紬です。

大安吉日!

 

 

 

 

 

 

 

 

先週の大安に着くように送ってもらったきものだったのですが、次の大安までにタンスを整理整頓して、掃除をきちんとしてからお迎えしようと思って。

折り目正しいという言葉がこれほど相応しい梱包は無い、というくらい端正な包みを解くと、現れましたよ、末長くわたしに寄り添ってくれる宝物が!

さーてまた働くぞ!

羽織とコート

「つい鏡が見たくなる羽織や、自慢すぎて脱ぎたくなくなるコート 」についてイラストエッセイを書きました。詳しくは京都きもの市場さんのHP「きくちいまのきものと」をご覧ください。

東山魁夷ブルーを堪能

代休の子らと唐招提寺の東山魁夷ブルーを堪能。田舎にいるとどうしても本物に触れる機会は限られてしまいます。わたしは仕事の合間に東京だったか京都だったかですでに見てはあったのですが、これはどうしても子どもたちに見せておきたかったので、いい機会でした。

「こういう機会は逃さずにたくさん見せておきたいと思ってる」と言ったら、「お母さんのお金が減っちゃうよ」と心配されましたが「君たちの中に、目には見えない光るものが得られるほうが大事」と答えました。
帰りには、それぞれどの絵がどんな風に好きだったかを話しながらケーキも。いい時間でした。

今日のコーデはほんの少しハロウィン風。無地の結城紬(龍田屋)、帯はいまのいろskalaの「風にゆれるポピー」、帯揚げは紫織庵の型染め、帯締めは藤岡組紐店、草履はカレンブロッソ、襦袢などインナーは全てたかはしきもの工房のものです。

満点スリップなどを洗いました

「満点スリップエクストラ」と「うそつき衿」と「うそつき袖」(たかはしきもの工房)と木綿のきものKIPPEを洗いました。

満点スリップは専用の袖と衿をつけたら長襦袢になっちゃう優れモノ。体にフィットする構造になっているので着心地がよく、防水布がいわゆる乙女的なうっかり事案にとてもいい仕事をしてくれます。(何度助けられたことか)

きのこの日コーデ

今日はきのこの日なので、きのこの半衿!撮る前にうっかり脱いでしまったのでトルソーでお見せします。
きものは半衿を目立たせるために無地の紬して、帯は半衿の地色と合わせてブルー系、半幅帯なので帯締めはしなくてもいいんですが、飾りでプラスしてみました。
ん?紬がしめじ色に見えてきたぞ。

きのこの刺繍半衿(富士商会・ぺたこさん作)、無地の紬(結城・龍田屋)、鱗柄の半幅帯(これ、いつ手に入れたかさっぱり思い出せません)、いい感じの黄色い帯締め(藤岡組紐店)

ちなみに今日はお茶のお稽古があったので、髪のサイドを編み込みにしてアップにしていたんですが、遊びたいモード全開になったクーさん(犬)に飛びつかれて、もちゃもちゃになりました。
今日のお菓子は秋そのもの!という感じでした。
明日の朝は5度らしいので、釜のお湯を使って今シーズン初の湯たんぽです。

羽ばたくコーデ

高校1年生に向けての講演に着て行ったのは、「雪原の夜明け」と名付けた紬(いまのいろskala)に、鳥の名古屋帯。この帯は、わたしの大好きな新川和枝さんの詩「わたしを束ねないで」の一節を絵にし、それを藤井絞さんで絞ってもらったものです。帯締めと帯揚げは和小物さくらさんのもの。

みんなが未来に向かって健やかに羽ばたけるように、祈りを込めたコーデです。北村山高の1年生は聞く姿勢も挨拶も素晴らしかったです。先生でも保護者でもない大人の話がどこまで染み込むかわからないけれど、わたしの話を真面目に聞いてくれてありがとう。

このあといったん帰宅して帯を替え、富山に向かいました。

10/9、10は富山市の秋吉屋さんにいまーす(^^)

 

「うそつき衿」

たかはしきもの工房の「うそつき衿」(美容衿)を洗いました。もちろん半衿は付いたまま。コットンの端切れで見える部分にだけ綿レースをミシンで縫い付けてあります。衿を少し抜いて着たいので、背中の部分(衣紋抜き)を少しだけつまんで縫って調整しています。こういうのは気軽に洗濯できなきゃね〜